北海道のイベントとパペットアフレコ取材、絵本も発売!
せっかくキンモクセイが香ったと思ったら、まるで梅雨時のような雨続き。かわいいオレンジの花が、たくさん道端に落ちちゃって残念ですね。ご無沙汰しています。新金庫番です。良い香りを嗅げなくなるのも残念だけど、これじゃあ当分サイクリングにもバーベキューにもいけないじゃん!!と、まったく整理されていないムーミン谷倉庫で叫びましたが、特にそういった計画があるわけでもないんです。でもね、何もできないとなると、何かしたくなるのが人情というもの。そうだ!!みなさま、傘に落ちる雨音に耳を傾けながら、雨の美術館や、デパートにでかけてみませんか。特に、帯広でのムーミンイベントは、2014年のトーベ・ヤンソン展以来でしょうか?(違っていたらごめんなさい。)帯広の藤丸百貨店で、北欧フェアとの同時開催での小さいグッズイベントですが、「ムーミン期間限定ショップ」が開催中です。会期は2017年10月12日(木)~2017年10月17日(火)まで。リバティコラボのハンカチや、かわいい缶入りのお菓子など、ムーミングッズが充実していますので、お時間のあるかたは、ぜひご来場ください!本日も、おばあさまから、お母さん、お孫さんまで、サウナ党、じゃなくて(古すぎますね。。)、ムーミン党のご家族が遊びにきてくださっているようですね。ありがとうございます~!
そして、イベントといえば、行ってきました~!!2017年12月2日(土)公開の劇場映画、「ムーミン谷とウィンターワンダーランド」の公開アフレコが今週行われたのですが、ムーミンの声を演じた宮沢りえさんが、パペットアニメでの吹き替えのお仕事やムーミンについても、いろいろ語ってくださいました。
うっとりするほど、かわいいですね。とても、小学生のおじょうさんのお母さまとは思えません。ムーミンについて、どう思っているかと聞かれたときに、ムーミンって、みんなが通ってくる道だから、やっぱり私も通ってきました、というニュートラルなお答えの一方で、人見知りのお母様っ子だったりえさんに、お母様が、ちょっとしたときにムーミンの主題歌を、りえさんの名前を入れた替え歌で歌ってくれて、それが大好きだったというエピソードを話してくださいました。
そして、こんなムーミンの台詞を含んだアフレコの一部が、大勢のマスコミのみなさんの前で披露されました。
「だけど、冬も経験したらすてきなんだろうな」
「家にいたってこの世は不思議に満ち溢れているのだもの」
アフレコって、いつも演じているときと違って表情が使えないから、声だけで感情を表現するのが大変って、りえさんはおっしゃいましたが、それは、こんな素敵な表情を見られないのですから、見るほうも大変な気がしますよね。でも、実際にパペットアニメに登場した「吹き替えムーミン」の声は、なんとも、ピュアで、やわらかくって。いつもは冬眠をしているムーミンが、冬に起きてきたってことがまず、ムーミンファンにとってはすごいクリスマスプレゼントなのに、まさに、天からいただいたプレゼントのように、ふわふわとしていて、空から降りてきた天使のような声でした。
この映画はもともと70年代に、素晴らしいアニメーションがたくさん作られていたポーランドで、当時作者のトーベ・ヤンソンと弟ラルスが、直接監修し製作されたTVシリーズ用のパペット・アニメーションを、再編集して、デジタルリマスターした作品ですが、りえさんも、ちょっとした目の動きなどが、ムーミンたちの感情を表すので、観る者の想像力が刺激され、おのおのが自らの想像力を大いに使ってそれぞれの解釈をする、というところが、現代でよく観られるアニメーションとは明らかに違っているといったようなことを指摘されていました。
りえさんいわく、家でも何度も練習しながらムーミンの声を研究しましたが、実際にアフレコ作業が始まると、せまい空間に入れられ、一人だけで取り組む吹き替えという作業は、孤独でもあるけれど、だんだんと心が穏やかで清らかになってくるようで、とても気持ちが良かった、とのこと。また、宮沢りえという役者に、このムーミン役をオファーしてくれたということは、宮沢りえが演じるだろう何かを期待されているのだと思ったので、ただ男の子っぽくするのは違うと思った、と意思の強さを匂わせる、仕事を請けたときの決意を語ってくださいました。
そして、とっても人間的に深い内容をはらみつつも、恋人同士でも、家族でも、老若男女、だれでも楽しめる、冬の寒い時期に、ほっとするような映画だというお墨付きもいただきました。りえさん自身も、まず最初は、お子さんと一緒に観にいって、お母さんがムーミンの声を務めたのよ、と自慢するとのこと、早く映画のすべてを映画館で観てみたいものですね!
そしてもうひとつ、過去のムーミンニュースでも何度かお知らせさせていただいていますが、本日、徳間書店より、ムーミン絵本の新刊「ムーミンのゆびでたどろう!えさがし えほん」が、発売になりました~!!
1~3歳くらいのお子様が対象年齢ですので、あざやかな色彩で、とても頑丈にできていますね。
春が来たムーミン谷で、ムーミンママのお料理やスニフの宝探しなど、楽しいあそびとそれに必要な小道具を、いっしょに確認しながら通りすぎ、最後には、ムーミンの大好きなスナフキンとあえるところまでたどり着く、というミッションをもったストーリーです。
最近の絵本には、けっこうおしゃまさんの登場率が多くなっているように感じます。既にすっかりサブキャラではなく、メインキャラクターの風格さえあったりして。そして、彼女は、トーベのパートナーだったトゥーリッキさんの性格そのままを受け継いでいますので、大変な実際家。冬の間に汚れた水あび小屋をお掃除してととのえたり、ナイフで木の船を作ったり、それにムーミンが知らないいろんなことを知っています。そんなトゥーティッキでも、スナフキンの居場所をしりませんでした。
さて、スナフキンはどこにいるのかな?
発売日:2017年10月13日(金)
判型:A4判変型/10ページ
定価:本体1,300円+税
最後になりました。ムーミンスタグラマーの募集が、まずは、2017年10月15日中までで締め切りだそうですので、我こそはと思う方は、ぜひご応募よろしくお願いいたします。
今後も、ムーミンの情報は、ムーミン公式サイトで、チェックよろしくお願いいたしますね!雨に負けルナ!
では、また来週まで、アディオ~ス!!
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