世界で最初のムーミンTVシリーズ
日本で製作され、90年から放映されていたムーミンのTVシリーズは、今年で放映開始26周年になりました。でも皆さん、一番初めのムーミンTVシリーズが、ドイツで製作・放映された「ムーミン一家」である事はご存知でしたか?
2シーズン、12エピソードからなる「ムーミン一家」は1959年〜1960年の間、小説の「楽しいムーミン一家」からエピソード1〜6を、それからエピソード7〜12を、やはり小説の「ムーミン谷の夏まつり」のお話を元に製作・放映されたTVシリーズです。 ドイツのアウグスブルグ プッペンキステ マリオネット劇場が製作をしました。
(アウグスブルグ プッペンキステ マリオネット劇場はドイツのアウグスブルグにある有名な、操り人形劇専門の劇場です。今日でも15人のマリオネットマスターたちが、パペットを操って様々なお芝居をみせています!)
こちらが記念すべき第①話!
(劇場内で撮影されているためキャラクターたちの声も実際に劇を見ているように聞こえます。当時の撮影技術では今のように撮影したものを編集することはできなかったため、エピソードまるまるが一発撮りです!声をあてながら撮影したマリオネットマスターたちに脱帽です。)
実際に撮影に使われたムーミンのパペットたちは、ムーミンやトーベ・ヤンソンに関わったほかの多くの品々とともに、2014年にヘルシンキで開催されたトーベ・ヤンソン展にて展示されていました。(この展覧会が日本を巡回した際にもパペットたちは展示されていましたので、ご覧になった方もいらっしゃるでしょう!)
下のビデオはアウグスブルグ プッペンキステ マリオネット劇場のマリオネットマスター、メラニー・マーシャルさんとフロリアン・ムックさんが実際のパペットのムーミンたちを操っている貴重な映像です。
「ムーミン一家」の可愛いパペット、いかがでしたか?
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