あの評伝がついに発売に!「ムーミンの世界展」ほかイベントもいろいろ。
Moi!最近は空気が澄んでますね~。ちょっと雨が降ったりしてますが、朝の爽やかさは格別な時期。そして、クローゼットから引っ張り出したコートの重みが頼もしい季節でもあります。
そんな時期にストーブの前でゆっくり読みたい本が、講談社から発売されました。ここからは先輩の金庫番さんにご紹介いただきましょう。お願いします!
講談社が満を持してお届けする、ファン待望のトーベ・ヤンソンを知るための参考書の決定版!ボエル・ウェスティンの「トーベ・ヤンソン-仕事、愛、ムーミン-」がついに日本でも発売になりました~!!ご期待にこたえて新金庫番です。この本については、2009年の芸術新潮5月号の特集「ムーミンを生んだ芸術家 トーヴェ・ヤンソンのすべて」を読んだ方なら憶えていらっしゃるでしょうか。著者ボエル・ウェスティンへのインタビューが掲載されていて、自身の博士論文を書くために初めてトーベを訪ねたことや、トーベが自分の小説の挿絵指示のために、自らダミー本を作っていた話など、とても興味深い内容で、そこに紹介されていた本がスウェーデン語で、未翻訳だったことがほんとうに残念でした!
それがついに自分で読めることになったのですよ~。640ページというと驚くかもしれませんが、日本語版は、とても手に取りやすく、美しい上に、持ったときのバランスが良いためか、軽く感じますし、その厚みが苦痛になりません。そして640ページという情報量もさることながら、その質!!トーベが子どもの頃に、勝手に作って級友に販売していたというトーベ出版社発売の雑誌表紙イラストから、トーベの手紙、メモ、それにトーベ・ヤンソンがボエル・ウェスティンの本のために、わざわざムーミンを描き添えてくれたという、1930年代に描かれた水彩画なども収録されています。
写真は「小さなトロールと大きな洪水」の草稿(!)。鉛筆で書いたものを、インクで修正したのだとか。こういった貴重な資料とともに、トーベの歩みが綴られています。また、日本語への翻訳は、トーベ・ヤンソンの作品を翻訳したくてスウェーデン語を学んだという畑中麻紀氏と、公式サイト「フィンランドムーミン便り」でもおなじみのムーミン研究家、森下圭子氏によるもの。この皆さんの労作を、ぜひ一度手にとってご覧ください!
発売日:2014年11月26日
定価:3,888円(税込、本体価格3,600円)
サイズ:四六版、640ページ
ISBN:978-4-06-219258-3
続いてはイベントのご案内です。
2014年11月22日(土)より安城産業文化公園デンパークにて、「ムーミンの世界展~ヤンソンさんからの贈り物~」が行われています!
爽やかな青空に、ブルーの看板が映えてますな~。のんびりしていて気持ちいい、ムーミンにぴったりな雰囲気の会場です。
両脇のツリーにもご注目。そう、今園内はウィンターフェスティバルのさなか。ホリデー気分を満喫しながらムーミンたちに会いにいけるなんて、贅沢ですね~。
この「ムーミンの世界展」は、ムーミンの原作を立体展示での再現や、パネルでの解説をメインに行う展示です。初めてみるお話でもわかりやすく、それぞれの魅力がビジュアルと一緒にはっきり伝わってくるので、ムーミン大好きな方はもちろんのこと、最近ムーミンを好きになった方や、まだ全巻は読んでないという方にこそオススメしたいイベントです。
写真手前は「ムーミン谷の彗星」の1シーン、通路奥に見えるのは...どの作品に出てくるものか、思い出せますか?
他にもジオラマの展示やグッズの販売など、思い切りムーミンの世界に浸りながら楽しめるイベントです。グッズ売り場の様子は上の写真の通り。定番のお菓子からムーミンハウスのように大きなものまで、しっかりきっちり取り揃えているので、家族へのお土産やはたまたクリスマスのプチギフトなど、全部ここで揃っちゃうかも?
また、デンパークはただいまウィンターフェスティバルを開催中。北欧のクリスマスをテーマに、18万球ものイルミネーションが園内を彩ります。最近話題のプロジェクションマッピングが毎日行われるほか、花火ショーも行われるとの事で、とかく豪華なイベントが目白押し。愛知のムーミン好きは要チェックですよ~。
今週末の予定が決まってない人は、デンパークで癒されましょ。
会期:2014年11月22日(土)~2015年1月12日(月祝)、
会場:安城産業文化公園デンパーク デンパーク館
催事への入場料:小学生以上300円
※デンパークへの入場には、別途入場料がかかります。
一般・大人:600円、小・中学生:300円 その他団体料金、高齢者料金、コンビニでの前売制度などが設けられています。
詳細はこちらをご覧下さい。
さて、関東の皆さんのためにもムーミンがやってきています。
エキュート大宮でも、ムーミン期間限定ショップがお目見えです~!
今年はスケートに興じるムーミン一家がメインビジュアル。スケートリンクをイメージさせるような淡いブルーの装飾がかわいいですね。台の装飾には雪の結晶が舞っています。
もちろんこの時期はクリスマスツリーも登場。霜が降りたような真っ白のツリーにブルーのモールがキラキラして、楽しい冬の予感がいっぱい。ツリーにはオーナメントの代わりにムーミンたちがぶら下がってますね。ムーミン、スナフキン、リトルミイ...他に誰がいるかは、行って見てのお楽しみ。
ツリーの奥に見えるように、今回はミニタオルの種類がとっても豊富。ここからここまで!と大人買いしたくなるほどカラフルで可愛いタオルたち、クリスマスのちょっとしたギフトにはぴったりです。
ほかにも、来年の手帳・カレンダー等も数多く揃っているとか。来年のことを言うと鬼が笑うなんていいますが、そろそろ鬼も真顔で計画を聞いてくれる頃でしょう。
可愛い&自分に使いやすいものをじっくり吟味すれば、素敵な1年を予約したも同然。会場は立ち寄りに便利な駅中施設、夜10時まで空いているのでお仕事帰りのビジネスパーソンにも優しいですよ。
お疲れのアナタも、そうでないアナタも、ぜひムーミンに会いにきてくださいね。
会場:エキュート大宮 イベントボックス
会期:2014年11月25日(火)~12月7日(日)
【営業時間】午前9時30分~午後10時00分 ※日祝は午後8時30分まで
最後にお届けするのは、2014年10月に東京・赤坂にオープンした「ムーミン・インターナショナル・キンダーガーテン(Moomin International Kindergarten)」のニュースです。
この幼稚園、スカンジナビアン・センターという施設の1階に入っています。簡単に建物を紹介すると、3階建てのうち1階が幼稚園の施設、2階はキッチンなどのある多目的スペース、3階はビジネス用のスペース。
スカンジナビアン・センターは教育・デザイン・ビジネス・イノベーションなどのプロモーションを目的として設立されたもので、ムーミン幼稚園もそのうちの1つ。
部屋の奥、ムーミンハウスを模した、どこかで見たような子供用のおうちが。こんなおうちが目の前にあったら子供たちは大喜びですね。
椅子やテーブルにもさりげなくムーミンが!
玄関に入るとカラフルなコートハンガーと、大きな丸窓がお出迎え!日本の幼稚園ではなかなかお目にかからないデザインかも。なんと、使うお皿もムーミン統一されているようです!
白を基調とした内装は、クリーンで爽やか。他にも木を組み合わせて作られたトンネルや板木でデザインされた通路など、園内は北欧のセンスに溢れています。
気になる方は、ぜひスカンジナビアン・センターの公式サイトを訪れてみて下さい(現在英語版のみ)。
ではでは、今日はここまで~。来週も情報盛りだくさんでお届けしますよ~。それではまた来週~!Moi moi!